塀内夏子『勝利の朝』
Kindle unlimtedに入っていたら無料で読めました。
殺人事件の犯人と疑われた少年の冤罪事件を扱った作品です。
作品中には、物語はフィクションで実在の人物・団体とは関係ありませんとあります。
しかし、昭和63年に起きた「綾瀬母子殺人事件」がモデルのようです。
犯人と見込みを立てた被疑者を真犯人に仕立てていく警察のやり方が分かります。
冤罪でも警察は捜査の誤りを認めようとしないので、真犯人は野放しになります。
そういうのも分かる描写もあります。
漫画作品としてもスリリングで面白いです。