本間龍・南部義典『広告が憲法を殺す日 国民投票とプロパガンダCM』 (集英社新書)
対談形式で、日本国憲法の改正手続に関する法律(いわゆる国民投票法)の問題点を解説した新書です。
国民投票の期日の14日前から国民投票の放送の規制がされる他は、広告についての内容や資金などの規制がされてない問題点を分かりやすく議論している本です。
地方テレビ局(ローカル局)についての解説をしているところも漏れがない本だと考えます。
憲法改正(憲法96条)の投票がフェアにされる制度になっていない以上、
憲法改正の内容について議論する前に、国会は上記の問題点について国民投票法を改正すべきです。