『翔んで埼玉』
映画化されて、公開が2月22日ということで注目されている漫画です。
書籍では3話までしか載っておらず、映画はかなりオリジナル部分が多そうです。
ギャグ漫画ですけど、魔夜作品は、ギャグの中に風刺をきかせています。
「自分たちの地方からも国会議員は選出されていると思っているんではないですか?」
という皮肉です。
この台詞のコマは第2話で、初出は1983年です。
しかし、現在にも通じるものがありますし、もしかしたら当時よりもそういう状況になっているかもしれません。
2世3世4世の国会議員は、選挙区でこそ「地元」「ふるさと」というかもしれません。
実際は、東京生まれ東京育ちで、選挙地盤を親などから引き継いだだけの人が見受けられます。
東京の高級住宅街で乳母や家庭教師に囲まれて、都内の私立の小学校からエスカレーター式に大学まで行って、留学して、大企業に勤務して、親の秘書を経て、議員に、
という経歴でも、●●県の選挙区では「ここが故郷」と言うペテンは、
まさにギャグでしょうね。